ナチュラルドッグフードのグルコサミンやコンドロイチンの効果はどう

グルコサミン コンドロイチン

ナチュラルドッグフードグルコサミンコンドロイチンは入っていますか?
という質問がありました。
愛犬が高齢になっていると、体の不調が表れて、少しでも体に良い食べ物を与えたいと思うのは、皆さん一緒だと思います。
管理人
そこで今回はナチュラルドッグフードのグルコサミンやコンドロイチンについて調べて行きましょう。

グルコサミン・コンドロイチンはナチュラルドッグフードに含まれている?

公式サイトでは
「アランズ ナチュラルドッグフードは人工的に抽出した栄養素を添加せず、自然の食材のみで作られています。原材料のラム肉や野菜類に、コンドロイチンやグルコサミンが含まれています。」

との記載がありましたので、実際に販売元(株式会社レティシアンさん)へ含有量を確認したところ、数値は公表していないとのことでした。

つまり、グルコサミンやコンドロイチンの補給のために、専用の食材を添加してはいないので、あまり多くは含有していないと思われます。

グルコサミンってなに?

何年か前に「ぐーるぐるぐるグルコサミン」とTVのCMで広告されていたので、詳しくは知らなくても、名前は多くの方が知っているのかと思います。

グルコサミンは「グルコース(糖)」に「アミノ基」が付いた構造をしている糖の一種になります。

エビやカニなどの甲殻類の殻や動物の皮膚や軟骨に多く含まれています。

年齢を重ねるにつれて、膝の軟骨が減ってしまうことにより膝関節痛の原因となることから、その成分の一つであるグルコサミンを摂取することで、痛みが和らぐと考えられています。

健康食品ではエビやカニなどの甲殻から得られるキチンを塩酸などで分解して作られたものが利用されます。

コンドロイチンってなに?

コンドロイチンはムコ多糖類の一種になり、軟骨の成分として知られており、コンドロイチンを補うことで膝の関節痛を和らげる効果があるとされています。
コンドロイチンは医薬品成分として使われているため、品質のしっかりした製品を適切に利用すれば、効果が得られるかもしれません。

犬の肥満による関節トラブルが増える

犬の関節トラブルに多い「膝蓋骨脱臼(パテラ)」

リン
こっ怖い、痛々しそう・・・
管理人
こうならないように、予防はしてあげたいですよね。

ドッグフードの性質や飼い主の管理不足の影響で、太りすぎによる関節のトラブルが年々増加傾向にあるようです。

関節トラブルが出ると痛みが出て、思うように歩けなくなる、運動不足で病気になる、散歩に行けず刺激がなくなり認知症になるなど、悪影響も多々併発してしまいます。

そのため、関節に負担を掛けないように、まず重要なこと、それは太らせないようにすること。

また、関節に良いドッグフードを選ぶこと。

しっかり給餌量をまもり、不必要なおやつを与えないようにしましょう。

太りにくいドッグフードの選び方

・動物性たんぱく質(肉類)が豊富である。
・腸内のバランスを保つ良質の食物繊維などが入っている。
・サツマイモ・そら豆など血糖値の上昇を抑える食材を使っている。

この3つが太りにくいドッグフードの特長です。
これら観点から考えると、ナチュラルドッグフードはまさにピッタリのフードと言えるのではないでしょうか?

ナチュラルドッグフードは
動物性たんぱく質は「生ラム肉を40%」も含有。

食物繊維として、また血糖値の上昇を抑える「サツマイモ・そら豆」を含んでいます。

直接のグルコサミンやコンドロイチンの含有率は高くありませんが、まず関節に負担が掛からないように太らせない。

将来的に関節をいたわるための予防として最高のマッチングではないでしょうか。

また、ナチュラルドッグフードには、関節の痛みや炎症を和らげる「オメガ3脂肪酸」が非常に豊富に含まれています。
オメガ3脂肪酸は、

  • アレルギーの改善
  • 皮膚や被毛の健康
  • 免疫力の向上
  • 傷の治癒力アップ

など様々な健康効果が見込められています。

ナチュラルドッグフードのグルコサミン・コンドロイチンについてのまとめ

ナチュラルドッグフードにはコンドロイチンやグルコサミンなどの栄養素を添加していませんので、その効果はあまり期待できないと思って良いでしょう。

しかし、肥満による体調悪化に対する効果は、なかなかナチュラルドッグフードを超えるドッグフードは見つからないのではないでしょうか。

そのため、関節を痛めてしまう前に、事前の予防としてナチュラルドッグフードを選ぶということは「あり」だと思います。

愛犬の肥満が気になり出したら、選択の1つに入れて間違いないでしょう。

そして十分な運動で関節周りの筋肉を強化してあげることで、関節への負担を常に軽くしてあげることです。

しかし、ドッグフードはあくまで予防策です。愛犬の関節を痛めてしまったら。まずは掛かり付けの病院で相談することをお勧めします。

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